有機野菜ケーキ屋「ポタジエ」に行ってみた

情熱大陸に出たりと何かと話題の有機野菜のケーキ屋さん「ポタジエ」に行ってきた。


情熱大陸で見た素材等に真摯にこだわる姿勢がすごかったので、「これはおいしいものが食べられるに違いない」という期待とともに中目黒へ。
(ま、正確には土地を見に行くついでですが)


で、15時ごろに店につくと、長蛇の列。
とはいえ、まあ、テイクアウトならそれほど待たないだろう、ということで列に加わる。

その時点で若干気になったのが、
「ケーキを食べている人があまり楽しそうな顔をしていなかった」
こと。


普通ケーキ屋に行くと、
「おいしい!」
とかの声がそこかしこから聞こえてきて、かつ食べている人のテンションも大分あがっているものだ。


しかし、ポタジエではそれがない。
「おいしい」
という声がしないし、みんな何かテンションの低い顔をしているのだ。


「まあ、今日は寒いからなあ」(注:ポタジエではカウンターの2席を除き、屋外の席しかない)
とか思いつつ並び、結局「春菊のオペラ」「サトイモのロールケーキ」「白アスパラのムース」等を購入。




・・で、家に帰って食す。


感想。


久々にまずいケーキを食べた。。

総じてパサパサでスポンジ等の生地の食感が悪いし、まずい。
クリームは味がまったくしない。
野菜の味がすると言えばするが、”ケーキ”としてみると、その辺の100円ケーキどころか素人が適当に作って大失敗したケーキ並みにまずい。
(素人の場合、失敗しようのない材料(ケーキ用のミックス粉とか)を使うから一定水準が保たれるのだろうが。。)


どれもまずいが、特に参ったのが「サトイモのロールケーキ」。
妻ともども、一口食べた瞬間に、「う〜ん。なんだろうね、これ」という反応。
正直何の味もしない上に、パサパサのスポンジ。
味がすると思ったら、ナツメグの味。


・・ということで、次は行かないなあ。
こんなケーキに行列ができるんだから、メディアの力ってすごいよなあ。
でも、よく考えたら、TVを見たときも、誰も「おいしい」とは言っていなかったような。。
「野菜がケーキになるなんてすごい」「野菜の味がする」みたいなコメントは、嘘をつかない程度にごまかす系のコメントだったんやなあ。


中目黒に住んでる知り合いも、
「食べたけどおいしくなかった。なぜあそこに行列ができるのかわからない」
とのこと。
やっぱり、他の人もそうか。。


早晩行列はなくなるな。



ただ、一点フォローを。

焼き菓子の原材料を見ていて気がついたのだが、添加物が一切入っていない。
かなり安全なケーキだと言える。
ここまで徹底しているものは珍しい。


逆に言うと、いわゆる「普通においしい」ケーキってのはいろいろ添加物が入ってるってことなんだろうな。
何もおかしなものを使わずに正面から”安全な”ケーキを作ったら、仮に野菜じゃなかったとしてもこういう出来のお菓子になるのかもしれない。