ファンドのレイズ祝いお食事会

以前お世話になった方が某巨大PEファンドに移ったのだが、そこの日本法人一号ファンドがレイズしたので、お祝いの食事会に行ってきた。


今レイズしたというのは、まさに絶妙のタイミングなので、かなり見通しは明るいみたいだ。少し前までは、「不良債権処理が終わった以上、もう良い案件は出尽くした」といった見方が一般的だったが、今はこんな状況なのでどんどんタマが出てきていて、片っ端から断っている状態だそうだ。


確かに、この状況だと、PEに金を入れてもらいたい会社は山ほどあるだろうなあ。


大きなレバレッジが使えなくなっているというのは依然としてあるけれども、それを補って余りある状況のようだ。今だと、優良案件で3.5倍、メザニンを突っ込んでも4倍ってのが良いところらしい。一昔前だと10倍とかのレバレッジがかかっていたのを考えると大分小さくなっているが、まあ、前が異常だったということだろう。


また、逆にこれからファンドをレイズしようとすると、今度は金を集めるのが難しいだろう。本当に絶妙のタイミングだ。


そこのファンドはかなりビジネス経験を積んだチームで運営していることもあり、普通のバイアウト、エクスパンドもやるものの、ディストレスに力を入れることで大きなリターンと差別化を狙う方針らしい。
そうなると、企業再生コンサルファームである我がファームともつながりが出てきそうで楽しみだ。