ネイティブの英語には2種類ある

バルセロナで開催された、ヨーロッパ&アジアミーティングなるものに出席してきた。
「ヨーロッパとアジアのコンサルタントが集まって状況を話し合いつつ仲良くなろう」みたいな会議なのだが、そこでのお話。


当然、会議は英語なのだが、よく考えるといわゆる英語ネイティブでない人の方が多数派だったりする。
そこで、いろんななまりの英語があふれかえることとなる。
スペイン語なまり
・イタリア語なまり
・フランス語なまり
・中国語なまり
・日本語なまり
などなど


なので、ただでさえ聞き取りに苦労するのに、さらに苦労する羽目になった。
比較すると、どうやらニューヨーク英語が一番耳に合う様子。



・・・という前置きを踏まえ、「聞き取りづらいっすね」と東京オフィスの方々と話をしていた時に聞いたお話。


「ネイティブには2種類の英語があるんだよ。欧米人は、英語がうまく話せない人との対応に慣れている。最近では、英語が話せるかどうかは見た目では分からないから、話してみて判断するしかない。その上で、『こいつはあまり話せない』と分かったら、ネイティブ同士の英語ではない、簡単な語彙・構文で話してくれるんだよ。で、彼らはそういう人間を相手にするのに慣れているから、それで評価が下がるということはない。だから、僕らみたいに大して英語がうまくない人間が欧米人相手に話しをするときは、とにかく先にしゃべりまくって、自分の英語レベルを先方に認識させてしまうこと。そうすれば、後はスムーズに進む」



なるほど。
確かに、移民だらけの国だから、そういう場面は多いだろうなあ。
臆せず、とにかくしゃべれば良いということか。


とはいえ、これを言っていたのが、BCGからゴールドマンサックスに行って、さらにゴールドマンのNYオフィスで働いていた人だから、自分と同列に考えてはいかんのですが。。