コンサルになれる属性、なれない属性

知り合いを戦略コンサルに紹介することがぽつぽつあるのだが、それで分かったことがある。
いわゆるトップ戦略コンサルティングファームに入るには、それなりの属性が必要だということだ。それが満たされていなければ、いくら仕事ができても入ることは難しい。
いろんな就職・転職情報誌で書いてあるのと同じことだが、改めて痛感した。


<戦略コンサルになれる属性>
・一流大卒である(最低早稲田。日本であれば、半分くらいは東大卒)
中途採用の場合、大手企業出身であること(誰しもが名前を知っているトップ企業でないと苦しい)
MBA卒の場合、トップMBA出身であること(基本は欧米だが、日本でも慶応、一橋くらいなら可能性あり)



実力主義だとか何だかんだ言っても、この世界ではこの属性を満たした上での実力主義だ。
仕事ができるなあ、と思った人でも、この3つをクリアしないがためにNGになる人が多い。


例えば、「東大京大卒だが、中堅以下/ベンチャー企業に入った。そこで実力を発揮し、偉くなったが、次はコンサルになりたくなった」といった場合、これはおそらくNGだ。
実務では力を発揮できるのだと思うが、受からない。


・・だから何だ、というわけではないのだが、もし学生で「新卒で入るには自信がないけど、将来は、コンサルや投資銀行に行きたい」と思う人がいたら、まずは大手企業に入っておかないと将来そのような道に行ける可能性は非常に低くなる。銀行か商社あたりに入っておくことをお勧めする。
ま、将来プロフェッショナルファームに行くつもりであれば、自信がなかろうが、受かるのであれば新卒時からプロフェッショナルファームに入っておいた方が絶対に良いとは思いますが。
初めに入った会社で「仕事とはどういうものか」という無意識の価値観が刷り込まれてしまうものなので、変な価値観に染まってしまうと後で苦労します。