目の肥えた女性陣

「取引先のファンドの人達との食事会に行くから同行せよ」との命を受けていってみると、なぜかファンドのアドミのお姐さん方との食事会で、ちょっとした合コンのようになっていた。
とはいえ、お姐さん方は皆結婚していたり、彼氏がいたりだし、こっちも僕以外は皆既婚者、という会合だったのだが。


しかし、この手のお姐さん方は日頃からとんでもないエリートの方々と仕事をしているので、目が肥えすぎていてとてもやりにくい。
この手の業界の男性陣は若くしてものすごい稼ぎ方をしているので、その水準が基本レベルになってしまっているのだ。


高級店で食事して高級品を身に付けることが非常に当たり前になっている感じなので、金がかかりそうな人達だ。
多分本人達はそういう意識はないんだろうが、ふと冷静になって話を聞いていると、相当嫌味に聞こえそうな会話のオンパレードだ。
ま、こういうのに違和感を感じてしまうってことは僕はまだ”そっち側”の人間にはなっていないってことだな。
こういう人と付き合ったりするにはこういう感覚にならないかんのだろうなあ。。
難しいなあ。


そして、どの企業でどのくらいのポジションだとどんな水準の男なのかを把握しているので、何かやりにくい。
日本の企業だとあまり差がつかないので、外から見てもあまり分からない(例えば、僕の某日系大企業時代の同期なんかはまだ皆平社員だし、仮に役職付きになっていたとしても、さほど差はつかない)。
しかし、外資だと、結果を出せばすぐにポジションも給与も上がるから、業界にいる人は大分その人の会社での位置付けとか給与水準が分かってしまうんだよなあ。


そういえば、先輩の外資系証券会社(特徴:31にして既に一生遊んで暮らせるだけ稼ぎ済み)の人も、「スチュワーデスとかはこっちの水準を熟知しすぎているからちょっと嫌だ」といっていたが、同じような感覚だったのだろう。
・・ま、その人は結局ANAのCAと結婚したのだが。。


何となくお相手としては、「そこそこ同じくらいに働いていて、活発な人が良いかも」と思っていたので、外資系で割とちゃんと働いている女の子もよいかなあと思っていたけど、そういう人はこんな感じで目が肥えてるんだろうなあ。
なかなか難しいもんだ。