ルー語のようなビジネスカタカナ語の世界

ファームの性格上、ファンドの方々と仕事をすることが多い。

で、そうなると飛び交うのが、カタカナ語
コンサルファームの人以上に、ファンドの人はカタカナ語が多いのだ。
皆さん海外のMBAを取っている上に、親会社の米国と日常的にやり取りをしているから、日本語に訳する方が面倒なのだろう。
確かに、ファイナンス系の用語は日本語にするとニュアンスが変わってしまったりするからなあ。


「レンダーサイドとのコントラクトはまだネゴシャブルなステータスなんですか?」
とか、だったらもう英語で喋った方が早いんじゃないか、っていう言葉が飛び交う。

何となくルー語っぽくて面白い。
しかも、エグゼクティブな方々が大真面目で連発するという状況なので、ものすごく客観的にその状況を見たら笑ってしまうかもしれない。
もちろん、僕も大真面目で参加しているので、笑うどころではないのだが。


で、昔はこういうビジネスカタカナ語は分かりにくいから、せめて自分は分かりやすい言葉でしゃべろうとしていた時期もあるのだが、それは実は間違いだった。


何らかの集団の仲間になろうとするならば、その集団との共通項を多くすることが大事だ。それは、服装だったり、考え方だったり、いろいろあるが、使う言葉というのも非常に大事だ。
つまり、同じような言葉を使うことが、その集団の仲間として認められるために必要なことなのだ。


・・ということで、最近はかなり積極的にカタカナ語を使っている。
プライベートでも出てきてしまうおそれがあるので、もし何を言っているのか分からなかったら遠慮なく聞き返してくださいな。