気が付けばドイツ製

はじめはさほど熱狂的に気に入ってるわけでもないけど、気がつけばずっと使い続けているモノというのがある。


最近気がついたのだが、僕の場合、
・Trippenのブーツ
・Lamyの4色ペン
がそれにあたる。


Trippenのブーツはふらっと入ったセレクトショップで美人の店員さんにえらい強力に薦められたので買ってみた(注:僕は「美人の言うことは基本的に全て正しい」というポリシーで動いております)のだが、当初はさほど気に入っていたわけではなかった。
でも、気がつくとスーツじゃない日はかなりの確率でこれを履いている。
面倒くさいのが嫌いなので、極力紐を締める手間がかかる靴をはかなかったのに、である。
とにかく履き心地が良いのだ。
買った当初は「まあそこそこかな」という程度の感想だったのだが、気が付くとこればかり履いているので、何かが他の靴と違うのだろうな。




Lamyの4色ペンは、知り合いの文房具コンサルタント(日本で唯一らしい)に、「ビジネスで客先で出しても恥ずかしくない質感の4色ペンはないか?」と聞いたところ教えてもらったものだ。
これも、初めは書き味に違和感があると思っていたのだが、気が付くとこればかり使っていて、たまに他のペンを使うと違和感を感じるほどだ。
とにかく使いやすいのだ。
色を変える動作が楽で、また、フックもちょうど良い開き具合なので、シャツやスーツの胸ポケットにさっとしまえる。
こういう細かいことが、意外と他のペンではすっとできない。



・・で、気が付くと両方ドイツ製だった。
そういえば、知り合いのベンツ乗りが、
「初めは『普通の車やん』と思うのだけど、ふとした動作をする時に無駄なくできて、心地よい。で、気が付くと次もベンツを買っている」
というようなことを言っていた。


そういうところがドイツのものづくり精神なのかもな。