ポテンシャル採用

先日、次の職場であるファームに誘ってくれた元上司(元マッキンゼー)と、同じく元上司に誘われた兄弟子的な同僚と3人で飲んだ。


その際に、なぜこの二人を誘ってくれたか、という話になった。
・現状の能力が優れていたから選んだ、というわけではない
・今後の伸びを考えた時に、自分が教えられることを伝えることで一番伸びそうな人物を考えたところ、この二人だった
ということだった。


一番伸びそうな人物というのはどういうことか、というのを聞くと、
ジョハリの窓でいわれる通り、人には自分で認識できていない自己というものがある。自分で認識できていない自己を他人に指摘された時に、それをちゃんと受け止め、改善していけるタイプの人物と、自分で認識している自己にこだわって聞く耳を持たないタイプの人物がいる。前者の性質が強い人物を選ぶと君ら二人だった」
ということだった。


ジョハリの窓
心理学の用語のひとつ。人間の特徴や特性を「本人の自覚」があるかないか、「他人への開示」があるかないか、によって4つに分けている。
「本人の自覚」「他人への開示」が両方ある部分が大きいほど満足した人生を送れるという。


あまり考えたことがない部分を評価してもらったので、うれしかった。


しかし、しっかり釘も刺された。

「地頭の良さと一通りのコンサル経験ということでは評価はしているけど、君らは同年代のマッキンゼーの連中に比べると圧倒的に劣っている。何でも教えてあげるから、そこはしっかり努力してほしい」


これはしっかりせねばな。
これまでで一番成長する日々が始まりそうな予感がする。
休みの間に体制を整えて、気合を入れて臨まねば。