ひと手間で高まる販促効果

ふらっと夕食に駅前に出てみたら、”Red Bull”とかいう海外版オロナミンCみたいな飲み物を配っていた。

お姉さんが「疲れてますか〜?」とか言いながら配っていたので、元気良く「疲れてます!」と宣言してもらってみた。


ここからが面白いところで、お姉さんは、
「その場で開けてお渡ししますが、よろしいですか?」
と言ってくる。
そう言われると、「いいっすよ」と答えるしかない。


で、その場で缶飲料を開けられてしまうと、これはもう歩きながら飲むしかない。
”カバンにしまう”というオプションがなくなってしまうのだ。


・・その結果、今日の某駅前には、”Red Bull”を飲み歩く人々があふれることになる。
カバンにしまわれると、このような商品の露出は期待できない。
ペットボトルでなく缶だというところもミソだ。
ペットボトルでは、開けて渡しても意味がない。


単に「缶を開けて渡す」というひと手間だけで、販促効果は大きく違う。
強い企業とか有能な個人というのは、こういう小さな工夫の積み重ねで作られるのかもしれない。