バッハへのオマージュ

「バッハへのオマージュ」というバレエの公演があるらしい。
http://www.kanagawa-arts.or.jp/13kiaf/c06.html


東横線に乗っていると社内のTV画面にこれの宣伝が出てくるのだが、なかなか興味深い。


オーケストラの演奏を踊りで表現しているようなのだが、指揮者の指揮に合わせて、バイオリン役の人がジャンプしたりしていて、なかなかシュールだ。


しかし、キャッチコピーが、
”スペインの鬼才、振付家ナチョ・ドゥアトがJ.S.バッハの多彩な音楽をコラージュした現代の名作。 待望の日本初演!”
ということなので、かなりちゃんとしたものなのだろう。


思えば、ライオンキングの舞台なんかも、舞台を観さえすれば世界に入りこめるので気にならないが、
・役者が頭の上にライオンの仮面を乗っけている
・役者が芝生を頭の上にのっけて、芝生役をしている
とか、短い映像や写真だけ見てしまうと結構シュールだったりする。


ディズニーランドのエレクトリカルパレードでも、ミッキーやプリンセス役に混じって、何だかわけのわからない植物のような衣装を着たダンサーがいたりする。


芸術ってのは難しいもんですな。
しかし、逆に言うと、一般世界では多少異様なものであっても、それが必然であるように成立させてしまう空間を作れる”舞台”というのはすごいなあ、と思う。


ちょっと舞台を馬鹿にしたような感じの文章になってしまったが、僕は舞台が結構好きだ。
特に、ほとんどセットを使わないのに成立してしまう舞台には感服してしまう。


・・なんてことを考えていたら、久々に惑星ピスタチオ(もう解散してしまった関西の劇団)の芝居が見たくなった。
誰かビデオとか持ってないかなあ。