20Qとビジネスアイディア

20Qというおもちゃをご存知だろうか?
http://www.asovision.com/20q/

心の中で何か(例えば”猫”とかなんでも)を思い浮かべて、20Qから出される20個の質問(それは食パン1斤より重いか、等)に答えると、20Qが思い浮かべたものを当てる、というもの。
なんでも人工知能を搭載しているそうで、6割程度の正答率を実現している。

WBSのトレタマでやってたので気になって、早速買って試してみたが、これがなかなか面白い。
私の場合、初めは”プラネタリウム”を思い浮かべてみたが、これが見事に当てられてしまった。
次にはカキフライのカキを思い浮かべてみたが、これは、”ウニ”との答えで微妙に外れだった。


・・ということで、最近これを持ち歩いて、会う人ごとに試してみたりしているのだが、本題はここから。


このおもちゃはもともとアメリカで大ヒットし、200万個以上売ったおもちゃだそうな。
それを日本語訳して売り出しているということである。
(日本語訳の際に、2チャンネル等の口コミが活用されたって話もあるが、それはいろんなところで書かれているのでここでは書かない)

つまり、「他で上手くいっているものを見つけて、それがまだないところに持って行く」ということをするだけでビジネスになる、というチャンスはいろいろなところに転がっているということだ。

今流行っているものにもそういったものは数多い。
・海外で流行っているヨガやピラティスを日本に持ってくる
・海外で産業として成立している不動産ファンド、バイアウトファンドを日本で立ち上げる
・海外で流行っている”マイアヒ”を日本でリリースする
数え上げるとキリがない。


こういったチャンスを見つけ、モノにするためには、周囲の人とは違う情報を入手するように日常的に努力する必要があるなあ、と再認識した。

ここで大事だと思うのは、「周囲の人より早く情報を入手する」ではないということだ。仮に同僚より早くニュースをチェックして、ヒューザーの不正を知ったとしてもそれは「へえ、すごいね」といわれるかもしれないが、数時間でそのアドバンテージは消えるだろう。
大事なのは、「周囲の人がアクセスしない情報に日常的にアクセスする習慣を持つ」ことだと思う。

そう思って、私は普段から本屋のマイナーなコーナーなんかでよく立ち読みをしたりしている。
しかし、本当に大事な質の高い情報は、レベルの高い人から口伝えで入ってくるものだ、ということも最近痛感している。尊敬できる人と付き合うっていうのは本当に大切ですな。


・・そんなことを思いながら、寝る前にまた20Qと一勝負をするのであった。
今日は”オオサンショウウオ”で勝負!