女性起業家と男の度量とネットの恐ろしさ

先週友人の女性と食事に行った。
その時に、
もてない男の子をもてるようにコンサルティングする会社を作ろうと思うの。
サービスプランは大体まとまってるんだけど、実際にやってみないとどれくらいうまくいくか分からないじゃない?
だから、もてない男の子でそういうサービスを受けてみたい人を紹介してくれない?」
という依頼を受けた。

「いいよ。探してみる」
と安請け合いしたものの、実際考えてみると結構難しい。
要は、自分の友達に「お前はもてないと思うから、声かけてみたんだ」というのに他ならないからだ。


自分の友達を何人も思い浮かべてみた結果、ようやく一人の男(仮にA君とする)を思いついた。
しかし、なにぶん高校時代の友人だから、連絡先が分からない。
そこで、A君の連絡先を知っていそうな友達B君に連絡し、事情を話してA君の連絡先を聞き出した。


そして、精一杯オブラートに包んでA君にお願いしてみた。
「美人のお姉さんが服装とかのアドバイスをしてくれるって集まりがあるんだけど、来ない?」


・・そうすると、A君は、
「いや、そんな回りくどいことは言わんでも分かってる。B君のブログで読んだから全部分かってる。喜んで受けるよ。」
との回答をした。

要するに、B君が、僕の電話を受けてからすぐに、自分のブログにもてない男コンサルティングするという件について書いていたのだ。


そこまで知ったうえで快く引き受けてくれたA君の度量の広さに感服し、「もてるようになりますように」と心の中で祈りをささげると同時に、どこでどう情報がもれるか分からないネットの怖さを痛感した夜だった。