過払いローン以上の弁護士パラダイス発生

東電の賠償金関連だが、

  • 無制限に賠償を負わされる

という条件であれば、東電の経営陣としては破産を申立てねば善管注意義務違反になる。
というのは、無限に賠償が負わされるのであれば、その場で破産した方が経済合理的に有利だから。


そこに国が変に介入して、「破産はさせない。永遠に賠償を払うべし」というのなら、「訴えればいくらでも賠償金が取れる相手」がいることになる。


日本の裁判システムでは、いったん悪者認定がなされたら、基本的にどれだけロジックを組み立てても裁判では勝てないので、東電も裁判は連戦連敗だろう。
(「東京の人が、原発問題で精神的苦痛を受けた」っていう訴訟はさすがに無理筋だが)


でも、普通は被告のカネがなくなったら終わりだ。
消費者金融もカネがなくなって破産処理をして、弁護士の過払いローンバブルは終わった。


でも、東電は本当に政府の言うとおりなら、

  • 今後の利益から、永遠に賠償金を無限に払い続ける

ということになる。


これは弁護士にはパラダイスだな。

  • いくらでも賠償金が取れる相手で
  • 訴えさえすればほぼ100%勝てて
  • 原告は無限に見つけられる
  • しかも、「社会正義のため」という正義漢面までできてしまう

こんな条件が揃うことはないだろう。


・・ってことで、弁護士に東電集団訴訟長者が続々生まれるのは間違いない。
ちなみに、僕は弁護士じゃないですが、集団訴訟のノウハウ持ってます。
興味がある人はコンサルしますよ。