計画停電ってピーク時だけではダメなのかしら?

計画停電でイマイチ理解できないのだが、ピーク時だけ消費量を抑えれば停電を避けられると思うのだが、違うのだろうか?
もしそうなら、大口需要家(工場とかオフィスとか)の操業を止めれば、他の時間は普通に活動して良いのだと思うのだが。


僕の理解では、「電力は基本的に蓄積が効かず、必要な分を必要な時に作るしかない」というものなのだが間違ってるのかしら。
ある程度蓄積が効くのであれば、ピーク時以外に節電した分のうち、ピーク時の電力に回せるのは節電後何時間、どの程度回せるのかを教えてもらいたいところ。


電力のプロである東電が決めているのだから、ピーク時間以外も停電させる計画停電にもそれなりに根拠があるのだろうと思いたいところだが、これまでの東電の対応や会見を見ていると、あまり頭の良い人達に思えないので、

  • 電力が足りない⇒部分的に停電させないと!⇒じゃあ、交代で停電させて公平にしないと!

程度の発想で決めているような気もする。
(それにしても、ピーク時だけの輪番停電だとなぜダメなのかが分からない)


さらに、

  • いや、まて、東電本社、霞ヶ関、TV局があるところは停電させないように配慮しなきゃ!
  • 文句が来ないところを優先的に停電にしよう!

的な解決すべきイシューを反れた課題に奔走した結果、「被災地なのに停電の茨城(ちなみにこの県には主要なテレビ局がない)」みたいなおかしな結果になるのだろう。


とか思っていたら、大前研一が見事な解決策を出していた。
いわく、

  1. サマータイム導入
  2. 週5日操業の選択制(7日中、5日操業。ただし、月〜金かもしれないし、水〜日かもしれない、という感じ)
  3. 夏の甲子園中止


夏の甲子園だけがやや違和感はあるが、それ以外の2つはその通りだと思う。