地震関連おまけ1

テレビの地震ニュースは相変わらずひどいな。
テレビの性質上、「絵がないとダメ」というのがあるのを割り引いても、「できるだけショッキング/センセーショナルな絵または情報を写して視聴率取らなきゃ!」というのが透けて見える。


で、「結局どうしたら良いのか?」って情報は薄いし、「大変な事態です!」ってのを声高に叫んで焦りを煽るばかり。


関西大震災の時に批判されたヘリコプター取材もばんばんやってるし。
ヘリコプターってすごいうるさいから救助に悪影響が出るんだよね。
(生き埋めの人の声が聞こえないとか、救助部隊の指示が聞こえないとか)


強いていうと、上空から見ることで生き残りの人を見つける可能性が高まるかも、ってのはあるけど、そういうのは自衛隊がやってるわけで。。
自衛隊のヘリなら見つけたらすぐ救助できるけど、報道のヘリは見つけても何もできないわけだから、意味はないんだよなあ。


・・そんな中で「良いな」と思ったメディアがツイッターとFMラジオ

ツイッターで、「重要な役に立つ情報」がどんどんRTで広まっていくのは非常に素晴らしい。
誰が何をRTしているかでその人の指向が分かるな。
あと、こういう時にRTを依頼される政治家ってのが、今後はカギを握る人物になるんじゃなかろうか。
いざという時に頼りにされているということだから。


あと、意外と立派だと思ったのはFMラジオ(東京FM)。
さすがに記者が少ないので情報は薄いが、「何が起きているのか」「何をすれば良いのか」などの必要な情報を、不要な恐怖心を煽らないように丁寧に流していた。
落ち着いた音楽を流しつつ、女性アナウンサーが落ち着いたトーンでゆっくりと話す。必死に早口で恐怖心を煽るTVのアナウンサーとは対照的。
たまたま僕の情報源がiPod搭載のFMラジオしかなかったこともあるが、これは助かった。情報と言うよりは、安心感という意味で。


誰に向かって発信してるのか分からんTVより、地域の人向けにやっているラジオの方がこういう時には役立つのかも。
ま、多分に局のスタンスにもよるわけですが。