We don’t ”Fire”, people ”Retire”

企業再生の仕事をしていると、リストラがどうしてもつきもの。
特に、なぜか僕は会社清算に縁が深いので、よりそういう場面が多い。


で、先日ヘッジファンドの外人とその辺の話をしていた時に出てきた興味深い表現が、標記の表現。

リストラプランを練っている時に、うっかり僕が、「We have to fire employees・・」と言いかけたときにさえぎって一言。
「We don't "Fire", people "Retire".」



やってることはえげつない内容だったりしても、表現はいかにも「相手のことを考えました!」的な言い回しをひねり出してくる。
特にアメリカ人は、言葉のニュアンスを気にする感じ。
ま、後ろめたいことをやってる人ほど、大義名分や体面を気にするのはどこの国でも同じか。