アフリカ駐在員と飲んできた

ふとしたきっかけで、大学時代の友人と12年ぶり(!)くらいに飲んだ。

ここ4年くらいはアフリカで発電所を作っているらしく、アフリカ各地を回っているのでアフリカに詳しい。
備忘録的に、印象に残った話をメモしておく。

  • アフリカと一言で言っても、地域によって全然違う。ざっくり分けると、北アフリカ南アフリカ(俗にsub-saharaとかいうらしい)、中央の東、西アフリカがある
  • 北アフリカは、白人&イスラム圏。アルジェリア等、フランスの影響も強い
  • 中央の東、西は完全に黒人圏
  • 南はかなり発展している。ヨハネスブルグは相当きれい
  • 「アフリカで飢餓で死ぬ人が多い」みたいな話は、実際に行ってみると違和感がある。そんな地域は赤道直下のほんの一部の地域のみ。ほとんどはジャングルのような地域であり、いくらお金がなかったとしても、そこら中に食べ物があるので、飢えることは考えられない
  • 貧しい地域だからといって治安が悪いわけではない。皆が貧しい地域では、アフリカ人はのんびりした気質であり、食べ物もあふれているので、皆幸せに暮らしている
  • 治安が悪化するのは、オイル、ガス等の資源が発見され、一部階級が裕福になった地域。そういう地域は貧しい人々に「搾取されている」感が生まれ、急速に治安が悪化する
  • たとえば、ナイジェリアはガスが出るため、非常に治安が悪い。駐在員が移動する際は、車の助手席にライフルを持った警察官を雇って乗せる(”モバイルポリス”というらしい。言葉の響きはかわいいが。。)
  • 近年では、ケニアに油田が発見されたらしく、急速に治安が悪化している


何か、大変な仕事をしているなあ。
こうやって海外で戦うビジネスマンってのが商社マンの醍醐味だよなあ。

・・という彼は「アフリカの専門家」って色が付いてしまうのは避けたいらしい。
すでに十分専門家だと思うが。。
アフリカ系の話が出たら、彼に相談することにしよう。