「30代女子」という言葉

この前テレビを見ていると、興味深い話があった。
「30代女子」という言葉が最近すっかりポピュラーになったが、これはどういうことなのか、というお話。


要は、
・よく考えると「30代女子」というのは言葉としておかしい
・ “30代”という“大人”を意味する年齢に、“子供”を意味する“女子”という言葉がくっついている
という違和感がある言葉が、なぜ今流行るのか、ということ。


で、どこかの雑誌の編集長の分析が面白い。
「一昔前の30代の女性と今の30代の女性で何が違うと思いますか?一番違うのは、今の30代女性は、自分を大人だと思っていないことですよ。だから、“女子”という言葉がしっくりくる。そして、自分を大人だと思っていないから、まだまだかわいい服を着たいし、かわいい物に囲まれていたい。だから、今は大人の女性向けにかわいいものを作ると売れるんですよ」



・・・確かに。
あまり昔のことを知っているわけではないが、最近の女性は、30代以上の立派な大人の女性であっても、かわいいキャラクターグッズが好きな人が多い気がする。「えっ、こんな格好良い人が?」って思うような人でも、ポーチから幼稚園児が持つようなキャラクタープリントのポーチとかが出てきたりする。


良いとも悪いとも思わないが、それが時代の流れってもんなんだろうなあ。


昔ガングロコギャルでルーズソックスとかを履いていた人が30代くらいになるわけだから、そうなっても不思議はないな。


マーケティングをする際には、
・ターゲット層が子供の頃にどのような過ごし方をしてきた層なのか
を考えてみると、心をつかむアイディアが出るかもしれない。