問題解決の質問
問題解決の質問というものがある。
これは、何か問題にぶつかった時に、自分で自分に問いかけることで、自分の意識をプラスに向けるためのものである。
僕はジェームス・スキナーのセミナーで習ったが、アンソニー・ロビンスが大元(だと思う)で、いろんな人が紹介しているから、知っている人も多いと思う。
具体的には、以下のような質問だ。
1.この問題の何が素晴らしいか?
2.まだ完璧に欲しい状態になっていないものは何か?
3.欲しい状態に持っていくために私は何をする用意があるか?
4.欲しい状態に持っていくために私は何を止める用意があるか?
5.欲しい状態に持っていくとき、私はそのプロセスをどのように楽しむか?
ポイントは、マイナスの表現が一切入っていないことだ。
こういうものを意識していないと、
・何が諸悪の根源なのか?
・誰が悪いのか?
みたいな思考に陥りがちだ。
この前も、自分のプランに乗ってきてくれない周囲に対して非常に苛立ちを覚えていた時に使った。
・誰の何が悪いのか?
を無意識に考えてしまっている自分に気づいたからだ。
問題解決の質問を行うことで、前向きに対処し、良い結果につなげることができた。
今回は、以下のような感じだった。
1.この問題の何が素晴らしいか?
⇒ 自分のプランの不十分さに気づかせてくれた。
2.まだ完璧に欲しい状態になっていないものは何か?
⇒ プランが十分に練られていない。
周囲が積極的にプロジェクトに参画したいような雰囲気が作れていない。
3.欲しい状態に持っていくために私は何をする用意があるか?
⇒ 論点を議論しやすいように再整理し、フリーにディスカッションをする場を設ける。
オープンに周囲の意見に耳を傾ける用意がある。
4.欲しい状態に持っていくために私は何を止める用意があるか?
⇒ 自分の意見だけを強硬に主張するのはやめる。
他人の意見を最後まで聞かずにさえぎるのはやめる。
5.欲しい状態に持っていくとき、私はそのプロセスをどのように楽しむか?
⇒ 周囲を盛り上げて、全体としての効率を上げるプロセスを楽しむ。
また、そういうことが仕掛けられる自分をほめてやる。
問題解決の質問は、仕事のみならず、生活のあらゆるシーンに応用が可能だ。
問題を抱えている人は、是非お試しあれ。
気分がすっと軽くなるのを感じるはずだ。