今、あえてホリエモンを評価する

実は前々から、堀江氏の仕事術にはかなり興味を持っていた。
というのは、あれだけの成果を上げながら、
「8時間睡眠を取っている」
と公言していたからだ。


他の成功している若手起業家たちは揃って
「睡眠時間を削るくらい仕事に打ち込むのが当たり前」
というスタンスを取っているのに比べて、これは異色だ。


サイバーエージェントの藤田氏が週110時間労働をモットーとしているのは有名な話だ。
(平日18時間、土日10時間労働ということになる!)
また、タリーズの松田氏も、USENの宇野氏も会社に寝泊りする生活を当然のように過ごしてきたそうだ。
(ま、これは一番大変な時期だけだったのかもしれないが・・)


とすれば、堀江氏はおそらく非常に効率の良い仕事術を取っているに違いない、と思っていたのだ。
そこで、今更ながら、堀江氏の本「100億稼ぐ仕事術」を手に取ってみた。
(実は、ブックオフで100円で売っていた、というのが本当のところですが)



感想は、
「やはりこの人はものすごく仕事ができる人なんだろうなあ」
ということだ。


良く考えて工夫して成果を上げてきたことが良く分かる。
一から企業を立ち上げてきた経歴通りに、泥くさいノウハウから、経営者的なノウハウまでが具体的な手法となって書いてあるのが面白い。


その中で一環しているのは、
「徹底的に合理的に考え、その通りに実行する」
ということだ。


面接は時間をかけても結果は変わらない ⇒ 5分で終える
エクセル、パワーポイントで凝った資料を作ってもメッセージは同じ ⇒ ウェブとメーラーのみで仕事
ミーティングの場でいきなり話を始めると効率が悪い ⇒ ミーティング前にメールや電話で話しを詰めておく。会ったときは新しい案件について話せる
などなど・・・


世間の常識には関係なく、成果を上げるために合理的な方法は何かを考え、その通りに実行する。
これは頭では分かっていても、なかなか実行するのは難しいものだ。


「量をこなした結果、質が上がる」
という方法は分かりやすく簡単なので、こっちの方法を取りがちだが、
「効率を高める方法を考えて質を上げる」
という方法を取らないと、大きく質を上げることはできない。


僕も、しっかり睡眠時間を確保しつつ高い成果を上げていきたいと考えているので、堀江氏のやり方をモデリングして学んでいこうと思っている。


まずは、面接時間を短縮してみた。
一人15分程度にしたが、確かに1時間話しても結果は同じだと思う。


こういったことを積み上げていかねば。